2009年02月

2009年02月05日

 話題になっていますが、App Sotreで配布されているアプリのプロテクトを解除する”Crackulous”というアプリが登場したとのこと。


 ベータ公開のはじまった"Crackulous"は、App Storeで購入した正規のアプリケーションのインストール制限を解除し、ほかの iPhone / iPod touchへのインストールを可能にするとうたうソフトウェア。つまり一人のユーザーが正規購入してクラックすれば、App Storeで販売中のアプリケーションが対価なしで配布できてしまうことになります。
App Storeアプリのインストール制限を解除するCrackulous v.9 - Engadget Japanese


 現れるべくして現れたというか、そういえばまだなかったねという感じのアプリですねー。

 今、JailBreakをしている人がどれだけいるのか分からないので実際にAppStoreに影響を与えるかどうかは微妙ですが、僕も含めAppleに守られていた開発者にはインパクトを与えたアプリなんじゃないでしょうか。(*1)

対岸の火事だと思ってたら足下が焦げてた


 音楽も動画も消しても消しても動画共有サイトにアップされてしまう時代に、音楽や映画・アニメなんかのコンテンツ産業はイタチごっこの削除をするのではなくて、逆に今の状況をうまく利用するべきだよなぁとか思っていたのですが、気がつけばiPhoneアプリ開発者も同じ立場に立っていました。

 生活が脅かされるというような状況ではないので、有料のものが自分の手の届かないところで無料で流通してしまうということについて考えるいい機会だなぁと思います。

Crackulousはうまく利用したい


 UEIの"BullCam"とかみたいに画像共有サイトやTwitterなんかにアップロードする機能をつけておけば、アプリ自身の宣伝になって認知度も高まりますよね。
 例えばこれを、投稿先をアメリカのサイトに設定して、向こうでの認知度を高める仕組みを内包させれば、むしろCrackulousを使ってでもアプリを利用してもらいたい、なんて状況が生まれるんじゃないでしょうか。

 あとは自らP2Pに放流して話題作りとか海外のミュージシャンがたまにやってますけど、自らCrackulousで破ったアプリを公開して、気に入ったら買ってね!!とか言っておけば、無名の開発者でもiPhone系のブログが拾ってくれるというおいしい状況が一時的にできているので、これを利用しない手はないですね。責任はとれませんけど。


 とは言っても、お金を払ってくれるユーザーが一番大事なので(*2)、そこらへんのバランスが難しいですね。うーん。


 あんまり考えがまとまっていないんですが、お金を払ってくれるユーザーを大事にしながらも、不可抗力ならCrackulousをうまく利用すべきだよね、というのが今のところの僕の考えです。

他の開発者の意見も聞きたい


 一瞬、わざわざブログに書いて宣伝することもないなぁと迷いましたが、こういうアプリは普及するときは普及してしまいます。ITはいままでたくさんの著作権を侵害して著作権者を悩ませてきましたが、一周して技術者の元にバトンが回ってきました!という状況。(*3)

 是非、有料のアプリを開発している人の意見を聞いてみたいです。

*1:ま、僕は個人ではアプリをリリースしてないんですけどねー;p
*2:利益はもちろん、モチベーションという点でも
*3:技術自体には善も悪もないですが

hayashi311 at 07:08コメント(1)トラックバック(0) 
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